大阪には簡単に読めない
難読地名や駅名があることを
これまで何度か紹介していますが、

今回紹介する地名はこれまた
初見では全く読めそうにない
杭全」です。

くいぜん?
ではありません。

「くいせ」だ!とピンときたあなた。

残念!

「くいせ」という地名は
兵庫県の尼崎にありますが、
そちらは「杭瀬」と書きます。

今回は大阪難読地名の一つ
「杭全」について
読み方やどのような地域なのか
詳細を見ていきたいと思います。

それではさっそく行ってみましょう!



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杭全の読み方は?ドライバーには有名な地名?

杭全の読み方、実は冒頭に
ヒント
が出てきているのに気付きましたか?

”所見では全く読めそうにない”
の「全く(まったく)」の読みを使い、

「杭全」=「くまた」と読みます。

車に乗る方はラジオの渋滞情報で
「くまた」という名前が
よく出てくるので
聞きなれているかもしれませんね。

大阪第3のターミナル駅
「天王寺駅」から近く、

大阪と奈良を結ぶ主要道路の25号線と
今里筋線が交差する
5叉路の道路ということで

渋滞の名所としても
よく知られる場所です。

名前からなんとなく
杭に関係がありそうな土地
と思われますが、

実際、地名の由来は
何なのでしょうか?
詳細を見ていきましょう。

杭全の地名の由来は百済に関係がある?

地名の感じから地面に打つ
「杭」との関係を予想しましたが
調べてみると関係ないようです。

じゃあ、
由来はどこから来ているの?
と調べてみると、時代は平安。

坂上田村麻呂(サカノウエノタムラマロ)
という人物の家系に行き当たります。

もしかすると中学の社会の授業
この人の名前を聞いた!
という方がいるかもしれませんね。

平安時代に征夷大将軍(せいいたいしょうぐん)
として蝦夷(今の北海道)攻略を命じられた
坂上田村麻呂は

もともとは朝鮮半島にあった
百済(くだら)という国から
日本に渡ってきた一族の
子孫だったそうです。
杭全と坂上田村麻呂の関係は?

そんな坂上氏一族が住んでいた
この場所は古くは祖国と同じ
百済と呼ばれていたようで
それが訛って「くだら」→「くまた」

となった説が有力とのことでした。

現在もこの土地に貨物専用のターミナル駅
百済貨物ターミナル」という
そのままの名前の駅がありますし、
百済貨物ターミナル駅

第二次世界大戦のころまでは
「百済駅」という旅客駅も
あったそうなので、

杭全と百済の関係は
かなり深いようですね。

他の説は?

いただいたコメントによれば
上記以外にも

倭建命(ヤマトタケルノミコト)の子
息長田別王の更に子供
杙俣長日子王(くいまたながひこ)
の名前が由来だという説や

現在の今川の氾濫を防ぐための
杭うちの作業が全部終わったから
杭全という地名になった
という説もあるそうです。

コメントありがとうございました!
引き続き調査していきたいと思います。

杭全はどんな土地?

そんな杭全は今でも
百済の流れを引き継いでいる、
というわけではありませんが

韓国料理店が多く出店する
土地柄となっています。

北に行けば鶴橋の地域なので
どちらかと言えばその影響の方が
強いかもしれませんね。

また、杭全と言えば
杭全神社の夏祭りが有名で、
毎年だんじりにはたくさんの人が
訪れますが、

場所は杭全ではなく、
少し離れた平野区なんだそうです。
杭全には無い杭全神社

町を見回った感じでは
古い民家と個人商店、
下町の工場の中に

新しいマンションや
新築の建売住宅が混在する

一般的な大阪市内の住宅地に見られる
風景
でした。

JR一本で
天王寺にも難波にもいける
ので
交通の便はとてもいいですね!


特に天王寺駅からは一駅なので
家賃もそれなりにするんじゃないか
と思いましたが、

15㎡ほどの小さいワンルームだと
3万円台から借りられ、

また、3LDKのそこそこ広めの物件でも
8万円~9万円ほどで借りられる

大阪市内でもお得に借りられる
場所のようです。

その他難読地名、難読駅名のまとめは
こちらからどうぞ!
大阪難読地名駅名まとめ
大阪難読地名&駅名の読み方や歴史は?語源と由来をまとめてみた!

まとめ

ということで、今回は
杭全の読み方から
杭全という土地についてまで
紹介してきました。

住宅街として紹介した杭全ですが、

最近急激に発展してきている
天王寺のすぐ近くなので

今後が楽しみな場所ですね!