みなさん、こんにちは。
まだまだ寒い日が続き、春が待ち遠しく感じられますよね。

春と言えばですが、花より団子なんて言葉があるように
花見団子をはじめとして、春には美味しいお菓子もたくさん出てきます。

今回は、春を感じる代表的な和菓子
「桜餅」について取り上げてみたいと思います。

知ってるようで知らない「桜餅」の歴史や、実は関西と関東では別物だったりする
意外な事実などを取り上げます。

それでは、どうぞ。

「桜餅はいつ食べる?葉っぱも食べる?」

まずは、桜餅について、語ってみましょう。
生活するなかで桜餅について語る機会は
あまりないでしょうからね(笑)

桜餅て何?

我々関西人がよく知る桜餅は、
“道明寺粉”と呼ばれる、
もち米から作られた粉を蒸して作られています。

粉から作っているので、
厳密に言えば餅ではないのかもしれません。

しかし、もち米を原料とした粉なので
広義に餅と称しているんでしょうか?(笑)

ま、それはさておき、道明寺粉を使った生地に餡を入れ、
さらにそれを塩漬けにした桜の葉で包みます。

桜餅独特のあの芳香は、桜の葉を
塩漬けにして初めて薫ってくるそうです。

確かに、お花見に行って桜の花をかじっても
青臭さしか感じませんからね。

桜餅は春の季語になっているように、春先に出回ります。

春の食べ物と言っていいでしょう。

とはいえ、最近はコンビニなどで
オールシーズン売ってたりしますので
季節感が薄れつつあるような気もします。

食べるか?食べないか?

桜餅を食べるに当たって
最初に我々に突きつけられる命題

それは、葉っぱを食べるか?食べないか?です

結論から言えば、別にどっちでもいいみたい(笑)

ただ、詳しいことは後述しますが、
関西と関東の一部に流通する桜餅とは
形状が大きく異なるんですね!

個人的には「関東と関西で天津飯の餡が違う」
という事実を知って以来の衝撃でした!!

という事で、形状だけに着目すると、
関西の桜餅はしっとりベタベタしているので、
葉っぱを外すのが難しいため
食べちゃう人が多いみたいです。

対して関東の桜餅は、葉をはがしやすい形で、
かつ桜の葉も大きなものが多いようで、
外して食べるという方が多数派を占めるみたいですね。

「関西と関東の違い。道明寺?長命寺?」

では、いよいよ関西と関東の桜餅の違い
についてご紹介しましょう。

関西でいう桜餅は、先述した通り、
道明寺粉を使った餅の中に餡を入れて
桜の葉で包んだ和菓子です。

対して関東(といっても実際に流通しているのは、
関東と東北の一部と極めてピンポイントです)の桜餅は、
桜の葉で包むところまでは関西の桜餅と同じです。

しかし、小麦粉など!を使った生地を
薄いクレープ状に焼いて、二つ折りにし、
そこに餡を挟むという形状になっています。

待て待て! 餅ちゃうやん!粉もんやん!
という突っ込みが聞こえてきそうですよね(笑)

関東の桜餅は元々、江戸時代に生まれました。
誕生当初から大ヒットしたのですが、売り出した寺の名前を取って
「長命寺」と、呼ばれていました。

しかし、時代が下るにつれ桜の葉で
包まれていることから、「桜餅」
呼ばれるようになったようです。

やがて、関西から道明寺粉で作られた「桜餅」が
関東にやってきて、紛らわしいことになったので、
関東の桜餅を「長命寺」、関西の桜餅を原料の名前から「道明寺」
と呼ぶそうになったとか。
(諸説ありますので真相はわかりません、あしからず)

ちなみに、関東風の桜餅が流通していない関西では、
当然、桜餅は桜餅であり、道明寺、と呼ぶと怪訝な顔をされますね。

「桜餅の有名店をご紹介!」

最後に、桜餅の美味しい和菓子店を3つご紹介しましょう。
多少、私の独断と偏見で選んだ部分もありますが(^^;

出町ふたば

住所:京都市上京区 出町通今出川上ル青龍町236
アクセス:京阪「出町柳駅」から徒歩5分

豆大福が全国的に有名な、京都でも指折りの人気お餅店です。
商店街の一角にある狭い店舗の前には、連日行列ができています。

粒粒の道明寺粉で作られた桜餅も、豆大福に負けない人気商品
大振りで食べごたえ十分です。
鼻に抜ける桜の香りと口の中に広がる
こしあんの甘味が絶妙のハーモニーを奏でてくれるでしょう。

仙太郎

住所:京都市下京区寺町通り仏光寺上る中之町576
アクセス:阪急「河原町」駅から徒歩5分

四条寺町を200mほど下がった横手にあるのが仙太郎さん
こじんまりとした店構えで、つい行き過ぎてしまいそうですが
1年を通して良質な季節の和菓子を提供してくれる名店です。

仙太郎さんの魅力は、「あん」。
自然で上品な甘さのあんは、
そのまま食べてもくどくなくて
絶品です。

そこに、桜の香りと餅の柔らかさが加われば
説明の必要は無いと思います。
他とは違う白い桜餅を是非ご賞味ください。

長命寺 桜もち

住所:東京都 墨田区 向島 5-1-14
アクセス:押上駅A3出口より徒歩20分

関東の桜餅(長命寺)を最初に考案したのが
この店の初代になるそうです。
創業300年以上の老舗です。

売っている商品は、「長命寺桜もち」のみと、
このご時世に大丈夫かいな?
と逆に心配になってしまいます(笑)

とはいえ、北海道の小豆を使った餡に、大島桜の大きな葉と
素材へのこだわりを連綿と受け継いで、
飽きのこない味が、長年にわたり販売を
続けられる秘訣なんでしょうね。

東京へ行った際には、隅田川の桜と合わせて「長命寺桜もち」
食べてみてください。

まとめ

以上、春を代表する和菓子「桜餅」についてご紹介いたしました。

文化の違い、て面白いですよね。
こんなに狭い日本の中でも、
同じ名前でありながら、
全く別物が流通している、
という事実。

関西人が常識だと思っている事も、
住んでいる地域が違えば全然相手に通じない、
なんて事も起こり得る訳です。

だからこそ言葉や文字で思いや考えを
伝えることが大切なんだな、と改めて、
桜餅を通じて考えてみたりした、
冬のある日でした(笑)

それでは、また。