JR大阪駅が大幅リニューアルして約3年

駅周辺にはルクアにグランフロントなど
大きな商業ビルが完成し、

駅前という立地から
連日多くの人が訪れています。

かなりの賑わいを見せる梅田ですが

そんな中でどうも振るわないのが
ルクアの真向かいにある三越伊勢丹

毎日200万人が行き交うこの街にあって
業績が伸びないことが
テレビでも連日取り上げられています。

今回は老舗高級デパート三越伊勢丹が
なぜ大阪で業績不振にあえぐのか、
その内容を見ていきましょう。



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JR大阪三越伊勢丹の歴史は繰り返す?

2011年5月4日にオープンした
JR大阪三越伊勢丹。
大阪三越伊勢丹

歴史を見てみると伊勢丹が
大阪に出店したのは今回が初ですが

三越が大阪に出店したのは
1673年の創業からわずか18年後の
1691年だったそうです。

大阪に店舗を構え
300年以上の歴史があるはずの三越は
近年大阪での業績が振るわず

一度2005年に撤退した時は
阪神大震災が影響したと言われた一方

それ以上に戦略のミスによるものが
大きかったと言われていました。

当自店舗を構えていた
堺筋が繁華街として衰退し、

多店舗が難波、梅田に
移っているにもかかわらず
その場に留まったことや、

震災後ようやく移転を決意したものの
土地の入札に失敗し、

さらには移転を見越して震災時の
復旧がおざなりになっていたなど、

もしこれが本店だったら考えられない
というより、

本店だったならば何が何でも
土地の確保を成し遂げていたのでは
ないか思われます。

2011年にリベンジを果たすべく
伊勢丹とタッグを組み再進出するも

またもや業績が振るわず
2014年に縮小工事が行われることと
なってしまいました。

今回の理由はどこにあるのでしょうか。

業績が伸びない理由の一つ目:立地が悪い

三越伊勢丹が大阪で
業績を伸ばせない理由について

まずは立地の問題があると思います。

左が三越伊勢丹
人の集まっている右側が
梅田の中心部方面。
左が三越伊勢丹方面。

JR大阪駅の大階段を降り、
そこから梅田の街に出るために

全員が右に曲がっていくのですが、
三越伊勢丹は大階段の左に位置します

左側は現在再開発が行われている
途中で、今は何もない場所です。

方向的には梅田スカイビルがありますが

そこに向かうのでさえ左ではなく
いったんまっすぐ進み
階段を下りていかないといけないので

三越伊勢丹は完全にそこに行く目的が
ある人でないと足が向かない場所に
位置しています。

追記

三越伊勢丹が事実上撤退した後
ルクア1100(イーレ)がオープン
しましたが、

こちらは現在かなり盛況とのこと。

なので、立地が不利だったことは
それほど関係がなかったのかも
しれません。

理由の二つ目:食料品売り場にヒント?

もう一つの理由として、

食品売り場にヒントがあるようです。

三越伊勢丹の食料品売り場に
並ぶ食材はどれも綺麗に並べられ、
とても高級感に溢れています。

綺麗すぎる伊勢丹の食品売り場
高級感にあふれ、
落ち着いた印象のデパ地下

しかし、これがどうも大阪では
受けが悪いようで、

実際周りに話を聞いてみると、

三越伊勢丹のさんの食材はあまりにも
綺麗に並べられ過ぎていて、
なんだか生気を感じない

とのことでした。

雑多な雰囲気の阪急デパ地下
雑多で賑わいが感じられる
阪急のデパ地下

始めから最後までパッケージ化されると
見た目はきっちり整った
完成されたものが出来上がるので

一見とても高級そうには見えますが

大阪の人から見るとその高級さは
人工的なものと感じるようで

生気を感じない=新鮮さを感じない
と取られるようです。

やはり大阪の百貨店は
阪神優勝でお祭り騒ぎになるぐらいの
ノリ必要なのかもしれませんね。

雰囲気が上品すぎて
活気を感じられないという事も

さらに食品から生気を感じられない
という理由になっているようでした。

しかも手間がかかっていることで
コストもかかり、

見た目が新鮮に見えない上に
値段も割に合っていない
と感じられるようで、

金銭感覚にシビアな大阪の感覚には
合わない商品に見えるようです。

まとめ

大阪で不動の地位を誇る百貨店
阪急と阪神、そして難波の高島屋など

確かに店の中は雑多としていて
あちらこちらで大きな声が聞こえる
活気に満ち溢れた印象があります。

ブランドイメージを取るか、
地元に愛される道を選ぶか

道のりは厳しいかもしれませんが
再復帰に期待したいと思います。