関西人にバカといえば本気で怒るけど
アホはコミュニケーションとして受け取られます。

逆に関東の人にアホと言うのは
かなり不快感を持たれてしまうようですね。

アホは漢字で「阿呆」と書きますので
今回は特に関係ありませんが、
ぱっと見勘違いされる
「阿保」という地名が大阪に存在しています。

関西には変わった地名がたくさんありますが
「阿保」が地名になった由来は何なのでしょうか。

詳細を調べてみましたので
さっそく行ってみましょう!



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阿保の読み方は”あほ”じゃない?

阿保と書いて「あほ」ではなく「あお」と読みます。

実は日本にはこの阿保という地名が3か所存在し、

兵庫県姫路市
三重県伊賀市

そして、大阪府の松原市

偶然にも全てアホという方言を使う場所にあります。

※大分にも阿保という地名があるとの情報がありましたが
調べてみたところそのような地名が見当たらなかったので
今回は省かせていただきました。

ちなみに、
「アホ・バカ分布図」という書籍によれば
アホという言葉を使うのは
関西でもごく一部の地域に偏っているようです。

その境界線となるのは
東は滋賀県と岐阜県の境目あたり、
西は兵庫県と岡山県の境目あたり

三重県が近畿かどうかは意見が分かれる所ですが
アホはおおむね近畿地方のみで使われているようです。

話を戻して、この阿保という地名の由来について
調べてみることにしましょう。

阿保という地名の由来や歴史は?

大阪府松原市の阿保について見てみると
その語源は

平安時代の天皇「平城天皇(へいぜいてんのう)」
の親王(天皇に宣下(※1)を受けた皇子(※2)のこと)
阿保親王(あぼしんのう)が
当時干ばつで困っていたこの地に親王池を作られ、

その後阿呆親王住居跡に親王社(※3)が建てられ
やがて阿保村と呼ばれるようになったのが由来とのことです。

※1 宣下:(せんげ)天皇の命令を伝える公文書を交付すること
※2 皇子:天皇の御子息
※3 親王社:親王を祀った神社

阿保親王

「あぼ」が「あお」に変化したことについては記載が無いので、
歴史の中で自然に変化してきたんでしょうね。

現在も松原市には阿保神社が現存しており、
境内には阿保親王社が存在しています。

親王社の横には阿保親王の経歴を書いた
石彫りの文字盤が設置されているので
今でもしっかりとこの地の由来について確認することができます。
阿保の由来を書いた石盤

ちなみに埼玉県にも阿保神社というものがあるそうですが、
こちらは安保という武士が由来の地名だそうで
よみは「あぼ」だそう。

大阪の阿保神社と関わりはないようでした。

ほかの土地の阿保の由来は?

大阪府松原市の阿保は
阿保親王が住まわれていたことで付いた地名ですが
そのほかの地域についてはどのような由来があるのでしょうか

三重県伊賀市の阿保の由来


こちらは古代伊賀の国の豪族
阿保氏が由来となっているそうです。

阿保氏は垂仁天皇の末裔といわれている方だそうで
こちらも読みは「あお」と読むようです。

兵庫県姫路市の阿保の由来


こちらの阿保は
当時伊予の国(現在の愛媛県)英保村の人が
移住してこの地に住んだことが由来とされているそうです。

読みは「あぼ」とのことで
この地にも「阿保神社」が存在します。

ついでに阿呆の語源

関西弁の阿呆の由来はいろいろとありますが、
秦の始皇帝が必要以上に大きな宮殿「阿房宮」
を建てたことが語源とされています。

中国と国交のあった当時の都、京都を中心に
近畿圏でこの話が広まり
阿房が阿呆と変わっていったようです。

まとめ

今では全て同じ阿保ですが、
その土地によって様々な由来がありました。

こうして一つ一つ探っていくと
その土地の歴史がわかり面白いですね。

ということで、
今回は大阪の阿保の由来に加え
他の地域の阿保について紹介しました。